水晶はキラル。熱を加えることで原子が回転しながら振動して、その波動が水晶内をらせん状に伝わる現象を確認

大阪公立大学と東京大学大学院理学系研究科が2024年2月1日に発表しました。

発表リリースはこちらです。

通常の物質中では原子が振動することにより熱が伝わりますが、キラルな水晶では原子が回転しながら振動し、その波動が水晶内をらせん状に伝わる、キラルな物質特有の現象(キラルフォノン)が生じているとのことです。
右水晶では右方向、左水晶では左方向に原子が回転してしていて、角運動量を電気信号に変換して検出できるそうです。