謝罪の流儀2020:日経ビジネス電子版

日経ビジネス恒例の2020年、企業危機対応の事例集
business.nikkei.com/atcl/gen/19/00212/

新型コロナウイルスの感染拡大で、企業も個人も「世間」との距離感にかつてないほど神経をとがらすようになった。感染防止対策を怠ると、「自粛警察」に糾弾され、「謝罪」に追い込まれるケースも少なくない。コロナ禍は「謝罪の流儀」をどう変えたのか。2020年の謝罪事例や世相を振り返り、謝罪の本質を考察する。

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3つ、気になった。

■A Iの教育への利用
こうした教育におけるAIの活用は、教育のコストを下げ、あらゆる年代のより多くの人々に学びの機会を提供する。人間の教師もその恩恵を受けて、学習計画の作成や成績評価、時間割作成や暗記事項の指導まで、あらゆるルーティンワークから解放されることになる。そして、代わりに生徒の好奇心(curiosity)や批判的思考(critical thinking)、創造性(creativity)という AIに代替できない3つの「C」を育てることに集中できるようになるのだ。そんな時代が、いままさに訪れようとしている。人は3つの「C」を育てる。特にこの数カ月、AIは「教える」「学ぶ」「練習する」「テストする」という教育の主要4領域において大きな進歩を見せている。例えば、現在70万人以上の生徒を抱えるVIPKIDは、AIを使った授業を提供し始めた。

■人工光合成
このプロセスを再現するため、ぼくはハーヴァード大学のほかの研究員らとともにふたつの装置を製作し、それぞれアーティフィシャルリーフ、バイオニックリーフと名付けた。アーティフィシャルリーフはシリコン製の太陽電池で、表面と裏面にそれぞれ異なる触媒物質を貼付したものだ。水に浸すと、太陽光エネルギーにより水を酸素と水素に分解する。バイオニックリーフはこのアイデアをさらに発展させたもので、水素細菌Ralstonia eutrophaの働きにより空気中の二酸化炭素を吸収し、アーティフィシャルリーフが生成した水素と組み合わせて液体燃料をつくり出す。
20年には、Ralstonia eutrophaを別の水素細菌であるXanthobacte autotrophicusと置き換えることで、空気中の窒素とアーティフィシャルリーフが生む水素を組み合わせ、肥料をつくるデヴァイスの開発に成功した。つまり、太陽光と空気と水を使うだけで、再生可能燃料と食糧生産に必要な基本要素を製造することができたわけだ。

■嗅覚信号のコード化
匂いに基づくコミュニケーションは、これまでもたびたび議題に上がってきましたが、21年には嗅覚信号をコード化、記録、レポートする洗練された方法が登場するでしょう。嗅覚データの処理は、検索エンジン/音声検索クエリに追加され、マルチメディア情報と統合されて、販売、マーケティング、パブリックメッセージング、教育の目的で使われます。スペインのヴァレンシアに拠点を置くOlorama Technologyや米国カリフォルニア州マウンテンヴューのAromyxなどの企業はすでに、個々のプロジェクトや顧客のニーズに合わせて、匂いシミュレーターや音声起動の香り、オーダーメイドの香りを開発しています。
フレグランスが次のインターフェイスに匂いや香りの体験がわたしたちの学習方法や購買体験、コミュニケーションの在り方を劇的に変え、嗅覚インターフェイスが小売りをはじめあらゆる場面でタッチスクリーンに取って代わるだろう。

wired.jp/magazine/vol_39/

contents

「2021年に起こるパラダイムシフトや、未来を大きく書き換える一歩など、“いまここにある未来”を言い当てるキーワードを挙げてほしい ── 」。『WIRED』UK版が毎年、世界中のヴィジョナリーやノーベル賞科学者、起業家やイノヴェイターに問いかける人気特集「THE WORLD IN 2021」がついに日本版とコラボレート。たんなる情報の寄せ集めではなく、その底流にある不可避なトレンドを選び取り、そこに意味と文脈を与える『WIRED』ならではの総力特集!
厳選した10ジャンル──TECHNNOLOGY、SCIENCE、HEALTH、ENVIRONMENT、TRANSPORT、POLITICS、BUSINESS、CULTURE、SECURITY、GEAR ── から50を超える最新トレンドをセレクト、日本版オリジナルの記事を加えたこの決定版では、 CRISPR-Cas9で2020年ノーベル化学賞を受賞したジェニファー・ダウドナをはじめ、フェイスブックCOOのシェリル・サンドバーグ、気鋭の経済思想家・斎藤幸平、クレイグ・ヴェンター、エレン・マッカーサーなど、錚々たるコントリビューターたちが、2021年を読み解く。

原始ブラックホールと多元宇宙が予言するダークマターの探索 | Kavli IPMU-カブリ数物連携宇宙研究機構

東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU) の Volodymyr Takhistov (ウラジーミル・タキストフ) 特任研究員や大学院生の杉山素直 (すぎやま すなお) さん、高田昌広主任研究者らをはじめとする Kavli IPMU の研究者とカリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究者からなる国際共同研究チームは、宇宙初期の加速膨張であるインフレーション時に出来た「子」宇宙が、その後にダークマター候補の一つである原始ブラックホールになったとする理論を提唱。
さらに、この理論で示されたシナリオが、ハワイのすばる望遠鏡に搭載された超広視野主焦点カメラ Hyper Suprime-Cam (HSC; ハイパー・シュプリーム・カム) を用いた原始ブラックホール探索の観測で検証できることを示しました。この理論研究に基づいた追観測が本格的に始められており、観測の面から原始ブラックホール形成の謎を解く手がかりが得られると期待されます。
本研究成果は、米国物理学会の発行する米国物理学専門誌 フィジカル・レビュー・レター誌 (Physical Review Letters) のオンライン版に2020年10月30日付で掲載されました。
www.ipmu.jp/ja/20201224-PBH-multiverse