木材から、高強度・光透過性・断熱性・自己消火性を兼ね備えた多孔質材料を開発 | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

 木材などから得られる、セルロースナノファイバー(CNF)を骨格としたエアロゲルは、超低密度と微細な網目状構造が特徴的な多孔体です。高い透明性と優れた断熱性を示すことから、透明断熱材としての応用が期待されています。しかし、特殊な乾燥プロセスが実用化への課題となっていました。  本研究では、簡便な蒸発乾燥法によってCNF多孔体を作製することに成功しました。得られた多孔体は高強度・光透過性・断熱性・自己消火性を兼ね備えており、新規なCNF多孔性材料であることが分かりました。これらの特徴を活かし、高強度の光透過性断熱材としての応用が期待されます。  本成果はナノテクノロジー分野における最高峰の学術誌の1つであるACS Nano誌(IF=14.588)にオープンアクセスで掲載されました。
www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/topics_20210225-1.html