瞳(ひとみ)に現れるカオスの解読 瞳孔径(どうこうけい)の時間的複雑性から覚醒や注意機能を担う脳活動を推定 | 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター National Center of Neurology and Psychiatry

瞳孔径の時間的な複雑性と左右瞳孔の非対称性の解析により、覚醒や注意機能を担う脳活動をリアルタイムに推定する新しい技術を開発しました。多くの精神疾患では覚醒や注意機能の異常が見られますが、本手法を利用して安全にこれらの働きを調べることができます。
www.ncnp.go.jp/topics/2021/20210312p.html

NASA, Johns Hopkins APL Continue Partnership on L…

The demonstrations, everything from reliable power systems to possibly even in-space construction systems and landing pads, will expand NASA’s lunar technology toolbox. Helping inform this effort, the Johns Hopkins Applied Physics Laboratory (APL) in Laurel, Maryland, will continue to assist NASA in assessing lunar surface technology capabilities and identifying development gaps. In March 2021, NASA awarded APL a task order on an existing contract for up to $30 million over the next three years.

www.nasa.gov/directorates/spacetech/game_changing_development/NASA_Johns_Hopkins_APL_Continue_Partnership_on_Lunar_Tech_Maturation_Strategy/

壊れたDNAを安全に修復するための第一歩を解明 ペプチドを利用しDNA修復系を意のままに操る可能性 | 東工大ニュース | 東京工業大学

DNA鎖が切断された場合、失われた遺伝情報を正確に復元するためには相同組換えが必須である。その際、切断されたDNA末端の二本鎖のうちの一方を削り込むことで、一本鎖DNAを末端に露出させ、そこに相同組換えタンパク質を結合させる必要がある。この一本鎖DNAの形成に重要な役割を果たすのがMre11-Rad50-Nbs1(MRN)よりなるDNAヌクレアーゼだが、この複合体が機能するにはCtp1という制御タンパクにより活性化される必要がある。
研究グループは試験管内の再構成によりCtp1のリン酸化がMRNとCtp1の会合を促すこと、活性化にはCtp1のC末端が必須であることを明らかにした。しかもこの活性化にはCtp1末端を構成するたった15アミノ酸からなるペプチドで十分であった。この知見を応用することで、ペプチドを介して相同組換えの活性化や阻害を細胞レベルで制御できる可能性がある。
www.titech.ac.jp/news/2021/049152.html

日本チームのバーチャル宇宙の解析に米国の2チームが挑戦 | 国立天文台(NAOJ)

 宇宙論パラメータを精密に求める際に問題となるのが、解析手法そのものの精度に加えて、人間による先入観です。前者は、解析手法の発案者とは独立に精度を求めることが難しく、客観的な評価が困難であるとされています。後者は、他の観測結果から求められている宇宙論パラメータに近い値を導き出そうとする心理的傾向が、解析の際に働いてしまうとされています。(略)
日本チームが用意した模擬宇宙のデータは、国立天文台の天文学専用スーパーコンピュータ「アテルイⅡ」を使った大規模な重力多体シミュレーションから作り出されました。(略)
米国の2チームはこの模擬宇宙のデータから、それぞれ独自の解析方法によって宇宙論パラメータを導き出しました。(略)
米国の2チームが導き出した値は、おおむね誤差1パーセントの精度で正しく求められていました。(略)
疑似宇宙の宇宙論パラメータが伏せられていたことで、解析する際の先入観を排除できたのです。
www.nao.ac.jp/news/science/2021/20210312-cfca.html

Green Run Update: NASA Targets March 18 for SLS Hot Fire Test – Artemis

NASA is targeting Thursday, March 18 for the second hot fire of the Space Launch System (SLS) rocket’s core stage at NASA’s Stennis Space Center near Bay St. Louis, Mississippi.
After performing tests to demonstrate that a recently repairedliquid oxygen pre-valve was working, the team has continued to prepare the core stage, its four RS-25 engines, and the B-2 test stand for the second hot fire at Stennis. Later this week, the team will power up the core stage again and do a final check of all its systems. Then, on March

https://blogs.nasa.gov/artemis/2021/02/22/green-run-update-nasa-investigating-valve-performance-before-second-hot-fire/

光合成するウミウシで大規模な自切と再生を発見(3月9日)

奈良女子大学大学院人間文化総合科学研究科の博士後期課程1年の三藤清香さんと遊佐陽一教授は、ウミウシの仲間「嚢舌類」(のうぜつるい)の2種において、大規模な自切・再生現象を発見しました。これらのウミウシは、心臓を含む首元より後方の体(全重量の80%以上)を自切した後、頭側からほとんど元通りに全身を再生することができました。

www.nara-wu.ac.jp/nwu/news/2020news/20210309/20210309.html

原論文
https://www.cell.com/current-biology/fulltext/S0960-9822(21)00047-6