太陽質量ブラックホールの起源を探る手法の確立とダークマターとの関係 | Kavli IPMU-カブリ数物連携宇宙研究機構

大質量星(太陽質量で約20倍以上の質量)の終焉である超新星爆発の残骸として形成されるブラックホールの形成シナリオでは、太陽質量程度のブラックホールは作れません。一方、熱いビックバン宇宙の宇宙初期に形成された太陽質量程度の「原始ブラックホール」そのもの、あるいは太陽質量より軽い原始ブラックホールが中性子星を飲み込み、中性子星をブラックホールに「変身」させることで太陽質量程度のブラックホールを形成するシナリオが考えられていました。研究グループは、中性子星が変身することで形成される太陽質量ブラックホールの場合には、元の中性子星と同じ質量分布を持つことを指摘しました。今回の手法を用いることで、ブラックホールの質量に基づき、どのような成り立ちから出来た太陽質量程度のブラックホールなのかを区別できることを示しました。
www.ipmu.jp/ja/20210305-solar_mass_BH

細胞から分泌されるタンパク質の簡便な解析法の開発 | かずさDNA研究所 – 幅広く社会に貢献する研究所をめざしています。

[http://www.kazusa.or.jp/cms/wp-content/uploads/2021/02/sdg_icon_09_ja_2-min.jpg]<www.kazusa.or.jp/about/outline/sdgs/>研究で使う細胞の培養上清には、細胞から分泌された様々なタンパク質が含まれています。これらのタンパク質を解析することで、生体の機能を調べることができます。ところが、この培養上清には、細胞を育てるために必要な血清が多く含まれており、解析の邪魔をしてしまいます。
本研究では、血清中に大量に含まれているアルブミンを除去することで、培養液に分泌された細胞由来のタンパク質を簡便に解析する方法を確立しました。この方法を使うことで、細胞から分泌されたタンパク質を3,700種類以上同定することができました。
重要な生理活性をもつタンパク質や、病気の診断のためのバイオマーカーなどを発見するための新たなツールとなることが期待されます。
www.kazusa.or.jp/news/20210310/

環状ペプチドの活性をあらゆるタンパク質に「コピー&ペースト」することに成功 ―新技術ラッソ・グラフト法による新しいバイオ医薬創成―|研究成果|大阪大学蛋白質研究所

研究グループは、受容体などの医薬標的に結合する活性を環状ペプチドからタンパク質に移植するラッソ・グラフト法(LassoGraft Technology®)を開発し、その広汎な応用例を世界で初めて報告しました。この技術はRaPID(Random non-standard Peptides Integrated Discovery)法で得られる環状ペプチドのわずか十数アミノ酸の内部配列を、ラッソ(lasso=投げ縄)状にタンパク質の表面のループ構造のなかに埋め込む(グラフト)ことにより、元の環状ペプチドが持っていた医薬標的タンパク質に対する極めて高い特異性と親和性をそっくり土台となるタンパク質に賦与するものです。
www.protein.osaka-u.ac.jp/achievements/pr20210309/

17世紀のマウンダー極小期直前の太陽周期の変遷を解明~数十年規模の太陽活動低下のプロセスに重要な示唆~|ニュース・イベント情報|国立大学法人 千葉大学|Chiba University

研究グループは、樹木年輪に含まれる炭素 14 を世界最高精度で分析し、17 世紀の中頃から 70 年間にわたって発生した太陽活動の低下の直前に、通常は約 11 年の周期を示す太陽活動周期が最長で 16 年に延びていたこと、また、活動の低下が 40 年程度の準備期間を経てゆるやかに発生していたことを明らかにしました。
www.chiba-u.ac.jp/others/topics/info/17_2.html
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星は一人では生まれない?ガス雲衝突から始まる星団誕生の理解が進む (プレスリリース:2021/3/10)

巨大な星団を作るためには、小さな空間に大量の物質を、短時間に詰め込む必要があります。 これまでこのメカニズムは謎とされてきました。
名古屋大学大学院理学研究科の立原研悟准教授、福井康雄名誉教授らと、大阪府立大学の西村淳研究員、藤田真司研究員らを中心とする研究グループは、国立天文台等との共同研究で、宇宙空間にただようガス雲同士の衝突が、星団の誕生を引き起こす主要なメカニズムであることを新たに発見しました。
www.a.phys.nagoya-u.ac.jp/press/20210310/

Comet Catalina Suggests Comets Delivered Carbon to Rocky Planets

Now this one-time visitor to our inner solar system is helping explain more about our own origins as it becomes apparent that comets like Catalina could have been an essential source of carbon on planets like Earth and Mars during the early formation of the solar system. New results from SOFIA, a joint project of NASA and the German Aerospace Center, were published recently in the Planetary Science Journal<iopscience.iop.org/article/10.3847/PSJ/abca3e>.
nasa.gov/feature/comet-catalina-suggests-comets-delivered-carbon-to-rocky-planets via #NASA_APP

NASA, SpaceX Invite Media to Next Commercial Crew Launch

Media accreditation is now open for NASA’s SpaceX Crew-2 mission to the International Space Station<www.nasa.gov/station>. This is the second crew rotation flight with astronauts on the Crew Dragon spacecraft and the first launch with two international partners as part of the agency’s Commercial Crew Program<www.nasa.gov/exploration/commercial/crew/index.html>.
The launch, on a Falcon 9 rocket, is targeted for no earlier than Thursday, April 22, from Launch Complex 39A at NASA’s Kennedy Space Center in Florida.
nasa.gov/press-release/nasa-spacex-invite-media-to-next-commercial-crew-launch via #NASA_APP

マイクロソフトが会議で文字起こしや翻訳を行うアプリ「Group Transcribe」を発表 | TechCrunch Japan

アプリを使用するには、まず1人が自分のデバイスで会議を開始する。続いてBluetooth、スキャン可能なQRコード、またはリンクを共有することで、他の出席者に参加を呼びかける。他の出席者が参加して会議が始まると、各人はリアルタイムで文字起こしされる会議の記録を自分のデバイスで見ることができる。

jp.techcrunch.com/2021/03/05/2021-03-03-microsoft-launches-group-transcribe-a-transcription-and-translation-app-for-in-person-meetings/